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H1

放熱ギャップフィラー

高熱伝導とやわらかさ

コスモサーマルギャップフィラー

硬化前外観

硬化前外観

化学反応

硬化後外観

硬化後外観

コスモサーマルギャップフィラーは硬化型の放熱ペーストです。
ペースト状で塗布できるため、デバイス設計思想に応じて任意の厚さに調整できます。
また、塗布形状を維持したまま硬化するので、ポンプアウトの心配はありません。

特徴

①高い熱伝導性

下図は部品を発熱させた際の基板温度上昇量を可視化したものです。
放熱ギャップフィラーは密着性の高いペースト状のため、高い放熱性を示します。

 

②ずれない・垂れない

一般的に非硬化型の放熱ペーストはクリアランスが広くなるとポンプアウトの懸念が伴います。
硬化後の放熱ギャップフィラーは垂直に設置しても垂れません。
汎用の放熱ペースト(放熱グリース)では50サイクルでポンプアウトが発生しましたが、
コスモサーマルギャップフィラーでは1,000サイクルでも位置ズレが生じませんでした。

 

熱衝撃試験

熱衝撃試験

TIMをアルミ板とガラス板で挟み、約90°に立てた状態で高温⇔低温の熱負荷を繰り返し与える試験です。
TIMのズレ・垂れを観察します。

試料厚さ :1,000μm
挟材   :アルミ板-スライドガラス
縦置き傾斜:約90°
温度   :-35⇔125℃
保持時間 :30分

塗布・硬化方法

①塗布

塗布01

任意量の放熱ギャップフィラーを発熱体に塗布します

②挟み込む

挟み込む

ヒートシンク等で放熱ギャップフィラーを挟み込みます
※画像は説明のため、ヒートシンクの代わりにガラス板を使用

③硬化工程

加熱または室温にて硬化させます

④硬化完了

硬化完了

傾けても、ずれたり垂れたりしません。

性能一覧

二液非加熱硬化タイプのCGT3001の商品化を決定いたしました。
2023年4月からの販売開始しております。受注生産となりますので、ご相談ください。

また多様な市場ニーズに合わせて、下表以外にも異なる特徴を有する放熱ギャップフィラーの開発を進めております。
いずれのグレードもサンプル供試を承りますので、お問い合わせフォームよりご照会ください。

   23年4月 販売開始
(受注生産)
 23年7月 販売開始予定
品名  CGT3001 CGS3501
特徴  二液非加熱硬化
中熱伝導
一液加熱硬化
中熱伝導
 A液
B液
密度※1 (g/cm3)  3.5 3.4  3.4
標準硬化条件  25℃×24h 80℃×30min
熱抵抗※2 (K・cm2/W) 1mm厚み 3.0 3.2
熱伝導率※3 (W/m・K) 3.3 3.1
硬化前粘度(Pa・s) 10s-1@25℃  A液:119
B液:169
192
硬化後硬度(アスカーC) 73 42
使用温度目安(℃)  -40~150 

 ※1コスモ法 ※2ASTM D 5470 ※3ASTM D 5470から算出

表中の数値は代表値であり、製品規格値または保証値ではありません。

商品についてのお問合せ

直売技術部 統括グループ
電話 : 03-3798-2165
営業時間 : 平日(土、日、祝日除く)9:00~17:30